カテゴリ:雑記

銀塩写真とデジタル写真

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


コニカミノルタ、フイルム事業から撤退・・・
私も最近写真を撮るときは、ほぼ100%携帯電話のカメラを使っていて、フイルムのカメラをほとんど使っていないのです。また、電器店などでも並ぶのは極小サイズのデジタルカメラばかり。フイルムのカメラは隅の方で肩身の狭い思いをしています。これも時代の流れですかね。
6年前くらいに御覧の一眼レフカメラ(PENTAX MZ-7)のセットを買いました。このほかにもう一つ300mmレンズと三脚があります。しかし、3年前にカメラ付き携帯電話を買ってからはほとんど出番がなく、押入れで眠り続ける日々。今日出してきたときには、電池切れになっていました。最後の「出動」は実に3年前の2003年9月16日、東京駅での新幹線100系引退セレモニーでした。(まだこのフイルムはスリーブのまま・・・プリントにして取り込まねば・・・。)
携帯電話などデジタルの便利さは、その扱いやすさに尽きるでしょう。銀塩写真(フイルム)の場合、その性質ゆえの不便さがあります。

①フイルムは使用期限があり、過ぎた場合の撮影品質に問題がある。
②撮影したフイルムは一刻も早く現像に出す必要がある。フイルムの感光はフイルム表面のハロゲン化銀の化学反応による。(これぞ「銀塩」と呼ばれるゆえんだ!)現像による処理をせず放置すればするほど劣化する。このためフイルムを全部使い切ったかに関わらず、巻き取って現像に出す必要があるため、未撮影分が無駄になる。また、現像は基本的に店に頼む必要があり、費用や時間の面でも不便。
③現像をしても保存が大変。かさばるフイルムは場所をとるうえ、ここでも劣化を完全に防ぐことはほぼ不可能。プリントでもフイルムでも、光による変色やカビの発生など問題があり、永久的な保存は不可能だ。
④長期保存のためPCに取り込むにしても、スキャナを使い1枚1枚作業をする必要がある。(→最近は写真屋さんで頼めばCD-ROMにしてくれる。)

デジタルカメラはこうした問題を一気に解決する、夢のような発明であったわけですね。特に撮影したデータを、PCにUSBケーブルでダイレクトに取り込み、即座にプリンタで印刷できる便利さは、従来の写真の概念を変えてしまうものでした。初期のデジカメは画素数も少なく、画像のキメも荒かったのですが、最近では携帯電話でもメガピクセルが当たり前となり画質も向上し、こうした巨大なデータを処理できる大容量記憶メディアの出現ともあいまって、従来の銀塩写真との実用上の差はほとんどなくなりました。こうした背景から、フイルムを扱うメーカーは次々と経営方針の転換に迫られ、前述のようにコニカミノルタのフイルム事業撤退へと進んでいったのでしょう。

ちなみにこのブログ内の写真も、ほとんどが携帯カメラで撮影したものです。(もちろん上の写真も!)やはり数分前に撮影したデータでさえも扱えるこの便利さは捨てがたいものがありますね~。

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