カテゴリ:鉄道:駅・施設・風景 > 廃線跡・未成線
鉄道連隊の跡を辿る―2、穴川から犢橋町
公開日:2006年01月12日23:14
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。千葉経済大学のさらに先に行きます。ここから先は町の区画に逆らってでも?一直線に進んでおり、かつて鉄道が走っていたということを、強く主張しているように思えます。
入り組む道路


左:手前が国道126号、斜めに分岐する道路。右:穴川橋交差点。左写真の道を行くと到達する。(地図)
モノレール天台駅の少し先で、国道126号線から不自然にY字に分岐する道があります。これが線路跡です。ここから線路跡の道路は北北西にまっすぐ進みます。頭上にモノレールが通るようになり、掘割になっている穴川橋の交差点を通過します。この交差点を右に曲がると京葉道路の穴川IC、左に曲がるとすぐ穴川十字路、そして建設中の新港横戸線につながります。道路が三角形を描くように近接していることからも、この道路が特別な存在であることをうかがわせてくれます。
丘陵地帯を一直線


左:一直線に進む。右:宮野木陸橋。(地図)
穴川橋を過ぎると、緩やかなアップダウンを繰り返しながら真っ直ぐ進みます。この左奥には現在建替え中の市立千葉高校があります。しばらくすると右に京葉道路が併走するようになります。京葉道路の防音壁を右に見ながら少し進むと、来た道路はいきなり陸橋(宮野木陸橋)となって京葉道路を乗り越します。そのまま京葉道路は左に分かれていきます。陸橋が終わると今度は東関東自動車道の高架をくぐります。この左手には見ることはできませんが、京葉道と東関道の接点である宮野木JCTがあります。
谷を大胆に跨ぎ、工業地帯へ


左:谷を跨ぐ築堤。右:工業地帯を進む。(地図)
左手にさつきが丘団地を見つつ、さらに直線に進みます。京成バスの折返し場の先で道路は谷を跨ぎます。通常ならどう考えても橋梁で跨ぐような高さですが、ここは築堤で跨いでいます。この築堤が軍用鉄道時代のものかはわかりません。谷の下は大半が田んぼであり、地盤が悪いためか築堤自体が沈下して路面に段差ができています。緩い坂を上るとその先は内陸の工業地帯といった感じで、主に運送会社や板金工場などがあり、ひっきりなしにトラックが行き交っています。
この先線路跡は旧線と新線の二つに分かれ、花見川を渡り習志野市へ進みます。
(つづく)
スポンサード リンク
カテゴリ:廃線跡・未成線の記事

東横フラワー緑道(東急東横線廃線跡)
2012/05/27 03:18

京葉線千葉貨物ターミナル駅と新港信号場/その3・終
2008/09/17 14:24

京葉線千葉貨物ターミナル駅と新港信号場/その2
2008/09/12 14:35

京葉線千葉貨物ターミナル駅と新港信号場/その1
2008/09/08 02:31

中央線の支線跡2・・・境浄水場引込み線廃線跡
2007/11/15 15:47

中央線の支線跡1・・・武蔵野競技場線廃線跡
2007/11/14 18:55

西千葉公園と総武線黒砂信号場
2007/04/15 10:50

アプトの道(旧碓氷線遊歩道)
2006/09/08 23:11

鉄道連隊の跡を辿る―5、最終回・津田沼へ
2006/02/04 20:07

鉄道連隊の跡を辿る―4、京成線と交差・習志野市へ
2006/02/03 02:39
<<<新しい記事:大雨の中のこと・・・
古い記事:鉄道連隊の跡を辿る―1、千葉駅~千葉経済大>>>
最新記事 

Twitterアカウントの運用方法について(今後も追記予定)
2023/01/23 20:38

芝浦工大附属中高403号蒸気機関車
2023/01/21 08:34

都営大江戸線勝どき駅工事完成(2022年12月10日取材)
2023/01/11 12:19

高輪築堤調査と高輪ゲートウェイシティ着工 - 品川駅再開発2022(2)
2023/01/08 12:04

東京都小金井市のマンホール
2023/01/06 12:00

2023年のご挨拶
2023/01/03 19:40

山手線ホームが80年ぶりに1つへ - 渋谷駅再開発2022
2022/12/31 09:00

マクハリイルミ 22/23
2022/12/22 12:10

武蔵小杉駅横須賀線ホーム増設工事(2022年2・10月取材)
2022/12/15 12:00

東京メトロ東西線木場駅は工事休止へ
2022/11/29 12:00
月別アーカイブ
全記事タイトル一覧