カテゴリ:雑記

2.5次元舞台にハマって劇団四季まで観に行った話(と宣伝?)

2023年10月に新宿こくみん共済ホール「スペース・ゼロ」で上演された舞台「かげきしょうじょ!!」

10月中旬から11月中旬にかけて、京王線笹塚~仙川間の高架化や新宿駅の再開発といった東京西側の鉄道関係工事の調査を行ってまいりました。現地調査は完了しているのですが、ただいま筆者の職場が1年の中で最大級の繁忙期を迎えておりPCでの操作が必須な図表の作成に時間が取れず、レポートの制作が停滞しております。年明けまでには公開できるよう準備を進めてまいりますのでどうぞお待ちくださいませ。
さて、10月の現地調査の帰りに新宿にあるこくみん共済ホール「スペース・ゼロ」でかげきしょうじょ!!という舞台を観劇してきました。鉄道以外のテーマについてもたまには書こうということで、今回はそういった「2.5次元舞台」にハマり、劇団四季のミュージカルまで見に行ってしまった話です。
(最後に恒例の宣伝がありますので面倒臭い方は読み飛ばしてそこだけでも見ていってください)

演劇との出会い

 皆様が演劇と触れる機会で最も多いのはおそらく小学校や中学校の授業や課外活動でしょう。筆者も通っていた小学校の取り組みで「オペレッタ(Operetta)」をやるというものがあり、これが人生の中で最初に演劇に触れる機会だったと記憶しています。
 オペレッタ、皆様はあまり聞き馴染みのない単語かと思いますが、ミュージカルほどではないものの、作中の要所でダンスや歌唱がある演劇(歌劇)のことを指します。中学時代は一度そういった活動は途切れますが、高校入学後所属していた合唱部では毎年定期演奏会の中でオペレッタ作品を上演するという伝統があり、ここで再び演劇に触れることになります。しかも今度は完全オリジナルストーリー、楽曲も部員ら自らで作詞・作曲するという手の込みようです。
 高校卒業後も引き続き社会人サークルで合唱は続けることになりますが、さすがに社会人ともなると毎回演劇までやるほどの余力はなく、筆者と演劇の関係は再び途絶えることになります。

「2.5次元」にドハマり

 時は流れて2012年以降、X(旧Twitter)のサブアカウントをご覧の方には周知のことと思いますが、筆者は声優やアニソンシンガーが出演しているライブに足を運ぶようになりました。同じ頃から、声優キャストによるリアルイベントとは別で、コミックやアニメを原作とした舞台(演劇)作品が少しずつ登場するようになります。これらの舞台作品は、TVドラマや映画などの実写化とは異なり、ストーリーやキャストのビジュアルを(現実で表現できる範囲で)原作に可能な限り近づけることをコンセプトとしています。コミックやアニメなどの平面(=2次元)と実写(=3次元)の中間的な位置付けともいえることから、いつしか「2.5次元」と呼ばれるようになりました。2.5次元舞台は女性向けの作品での展開が先行しており、「テニスの王子様」(2003年~)、「ハイキュー!!」(2015年~)、「刀剣乱舞」(2015年~)のようにシリーズ化されているものも多く存在します。
 一方男性向けの作品は単発で舞台化されることはあるものの、ジャンルとしてはイロモノ扱いされており、当初は舞台化が発表されても原作ファンからは冷ややかな反応をされることが多くありました。(ここに具体的に書くとGoogle先生からアドセンスBANを食らうような暴言もSNSで多々見られた。)これは過去にコミック原作作品を実写化した際の出来があんまりにも…といった事例が多発していた時期があり、ファンの間である種の「実写アレルギー」が発生してしまっていたことも理由にあると考えています。
 その流れが変わり始めたのが「アサルトリリィ」(2016年~)、「少女☆歌劇レヴュースタァライト」(2017年~)の登場でしょう。これらの作品ではアニメやスマホゲームで声優を務めている女性キャストの一部が舞台にもそのまま参画しており、アニソンライブのような作品と現実のシームレス感を演出しています。これら2作品が現在に至るまでシリーズ化されるなど人気を博しています。

2019年4月に明治座で上演された舞台「銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠」
2019年4月に明治座で上演された舞台「銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠」

 筆者がこの2.5次元舞台に最初に触れることになったのはコロナ禍突入直前の2019年です。最初に観たのは4月に東京の明治座で上演された銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠でした。観に行くきっかけはこの年の1月に劇場版が公開されたラブライブ!サンシャイン!!で主役の高海千歌役も務めている伊波杏樹さんがメーテル役で出演しているからというよくありがちなキャスト目当てでした。長時間の上演作品であるため途中休憩があるのですが、その休憩が約1時間と長く弁当の販売もあり、「これが幕の内の語源か」といった新たな発見もあったイベントでもありました。

舞台「やがて君になる」は原作コミック完結を反映した“encore”を2022年11月に品川プリンスホテルクラブeXで上演した。(写真は2022年再演時のポスター)
舞台「やがて君になる」は原作コミック完結を反映した“encore”を2022年11月に品川プリンスホテルクラブeXで上演した。(写真は2022年再演時のポスター)

 その翌月、今度は冒頭で説明した新宿の「スペース・ゼロ」で上演されたやがて君になる(略称「やが君」)というコミック原作の舞台を観に行きました。この作品は前年(2018年)にTVアニメ化されており、筆者も全話視聴済みでした。この作品は特に登場人物の心情変化が非常に繊細に描かれており、海外ファンも多いなど各方面から高い評価を得ています。
 作品のジャンルとしては「百合」です。百合といっても花ではなく、最近何かと話題になる“LGBT”の中の“L”の属性、つまり女性同士の恋愛をテーマにしたものです。ちなみに、京急品川駅地平化工事の最初の記事(2020年)で触れた品達品川とコラボした「ゆるゆり」という作品も同じ百合をテーマにしたコミック作品(ゆるゆり=緩い百合)です。ゆるゆりの原作者のなもり先生は筆者と同年同月同日生まれであることは、ファンになってからかなり経って知った事実でもあります。
 話を戻しましょう。このやが君ではストーリーの中で主人公の2人がキスをするという場面があります。その場面はキャストの河内美里さん(小糸侑役)と小泉萌香さん(七海燈子役)ご本人の希望で舞台にもそのまま継承され、上演ごとに6回本当にキスをするという迫真の演技が展開されることとなりました。あろうことか最前ド真ん中の席が取れてしまった筆者はこの迫真の演技を全身で浴びてしまい放心状態。劇場から出てきた観客はみな口々に「そこに侑と燈子が本当にいた」と発し、口コミは日に日に増え、当日券は落選者が続出するほど人気が過熱していきました。

▼脚注
※対義語で男性同士の恋愛関係を示す単語として「薔薇」があるが、この表現はあまり使われずもっぱら「ボーイズラブ(BL)」と呼ばれている。





最高峰・劇団四季へ


舞浜アンフィシアターでロングラン上演中の劇団四季ミュージカル「美女と野獣」

 演劇といってもその演出方法は朗読劇、ミュージカルなどいくつかの種類があります。食わず嫌いのオタクでは損をすると痛感した筆者はこの後様々な舞台作品に手を出すことになりました。完全に人生を狂わされてしまいました。
 途中コロナ禍によるイベントの中止を経て、今年2月には日本国内の舞台芸術では最高峰といわれる劇団四季のミュージカル「美女と野獣を観に行くことになりました。四季では様々な作品を複数の劇場で同時上演していますが、美女と野獣は家から比較的近い舞浜アンフィシアターでの上演であり、客席がステージに対して半円形となっているため見やすいことも選ぶ決め手となりました。演劇はキャストの表情がよく見えないと楽しめませんから、どの会場で開催されるかも行くか決める重要なファクターです。
 筆者は20年以上合唱を続けていることもあり、歌唱の上手・下手に関しては割とよくわかってしまうという認識です。これまで見てきた舞台の中でもいくつか歌唱シーンがあるものがありましたが、大学で声楽を専門に習得しているようなごく一部のキャストを別にすれば、「普通」という感想を持ったのが大半でした。しかし劇団四季はさすが最高峰、ステージに立つ全員が文字通り「1音たりとも外さない」歌唱力に圧倒されることとなりました。これは固定ファンが多くいるのも頷けるクオリティです。
 こうして「沼」というほどまでではないものの、筆者はそれなりの頻度で舞台作品を楽しむようになりました。いずれの場合も劇中で最低限の背景説明等はありますが、特に2.5次元の場合はある程度原作を知っていることを前提に話が進んでいきます。そのため、これからそういった作品を観に行きたいという場合はぜひ原作の書籍や映像を流し見でもいいのでご覧いただいてから現地へ行くとより楽しめるかと思います。また、観劇にあたっては舞台特有のルールやマナー(上演中音を立てない、後方からの視界を遮らないよう座席には深く腰掛ける等)がありますので、主催者からの注意事項は必ずご確認ください。
 お仲間になれる日を楽しみにしております。

余談ですが最後に宣伝…



 そんな美女と野獣のあの曲も歌います。
 コロナ禍も一応終息ということで、筆者が所属している合唱団「コール絵譜コモード」も活動を再開しまして、来る12月23日(土)に4年ぶりとなるクリスマスコンサートを開催することとなりました。場所はこれまでと変わり、京葉線検見川浜駅近くにある千葉市美浜文化ホールです。皆様のお越しをお待ちしております。
(舞台の話とは全然関係ない内容をくっつけてしまい失礼致しました。)

開催日 2023年12月23日(土)
開場 14:00
開演 14:30
入場無料
場所 千葉市美浜文化ホール地図


公式サイト https://fcomodo.seesaa.net/
公式X(旧Twitter) @fcomodo_chorus
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