カテゴリ:雑記

合唱から離れそうになり、そして戻れた話

 おはようございます。本日・明日はJR東日本パスを使って秋田・青森方面へ取材旅行に出かけております。この記事はこまち1号の車中より投稿しております。
 さて、スマホ版サイトをリニューアルして記事間の移動がしやすくなりましたので、今後は長らく更新をしていなかった鉄道以外のカテゴリについても更新を再開してまいります。まずは直近のイベントの宣伝も兼ねて、ここ数カ月の筆者の鉄道以外の趣味活動について書いてみようと思います。

合唱人としての経歴

例年コンサートの開催場所としていた千葉市美術館さや堂ホール。旧川崎銀行千葉支店の建物を包むように新しいビルを建設した。
例年コンサートの開催場所としていた千葉市美術館さや堂ホール。旧川崎銀行千葉支店の建物を包むように新しいビルを建設した。

 1月にページをリニューアルした筆者のプロフィールにも書いていますが、筆者は高校時代に合唱部に所属していました。このきっかけとなったのは中学時代、毎年地元の学校どうしで合唱の演奏を見せ合うイベントがあり、そこで引率の教諭に自分の歌声が誉められたということにあります。当時は楽譜の読み方もおぼつかず、本当に続けられるのか半信半疑でしたが、卒業までキッチリとやり遂げることができました。
 地元にはこの合唱部の卒業生が立ち上げた社会人合唱サークルがあり、毎年12月には現役生と合同でコンサートを開催していました。高校卒業直後は各々の生活基盤の確立もあり一旦交友は途絶えたものの、仲間からの誘いもあり以後はその社会人サークルで活動を継続しています。残念ながら母校の合唱部は、校舎の移転や経営方針の変化(自由な校風から進学実績重視)もあって部活が衰退気味にあり、合唱部も廃部となってしまったため、その後は我々社会人サークル単独で毎年12月にコンサートを開催しています。例年は春からコンサートで歌いたい曲を団員同士が持ち寄って練習を開始し、夏には房総半島にある民宿での合宿(という名の飲み会?)から本格的に準備を進めていくという流れになっていました。
 しかしながら、2020年以降は皆様ご存知の新型コロナウイルスの大流行。「声を出すイベントなんぞ以ての外!」という社会情勢となり、我々の活動もほぼ完全停止を余儀なくされました。出口の見えないコロナ禍で20年近く続けてきた自身の合唱への熱も次第に冷めていくのでした。

合唱の世界に引き戻してくれたアニメ

宇治市観光センターに展示されている響け!ユーフォニアムの原作者サイン入りポスター 京都タワーホテルのコラボルーム。今年9月からはスピンオフ作品である「リズと青い鳥」のコラボルームも登場した。
左:宇治市観光センターに展示されている響け!ユーフォニアムの原作者サイン入りポスター
右:京都タワーホテルのコラボルーム。今年9月からはスピンオフ作品である「リズと青い鳥」のコラボルームも登場した。
上:宇治市観光センターに展示されている響け!ユーフォニアムの原作者サイン入りポスター
下:京都タワーホテルのコラボルーム。今年9月からはスピンオフ作品である「リズと青い鳥」のコラボルームも登場した。

 大学時代、筆者は工学部に所属していました。理系というと皆様ご想像の通りとにかくオタク気質の人間が多いのです。周囲の影響もあってこの頃から深夜のコアなファン向けのアニメ作品にも親しむようになりました。また、この時期(2000年代後半~2010年代前半)はアニメの舞台となった土地を訪問するいわゆる「聖地巡礼」文化の黎明期にもあたり、元々鉄ヲタで遠くに出かけるのが苦ではない性格も相まって、社会人になってからはそういった全国各地の舞台を訪問するようにもなりました。
 これらのアニメの中に響け!ユーフォニアムという作品があります。これは京都府宇治市にある高校の吹奏楽部をテーマとした作品で、製作は2019年にあの忌まわしき放火事件で有名になってしまった京都アニメーションです。氷菓、Free!、ツルネなど「京アニと言えば部活モノ」と言わしめるほどここが手掛ける部活をテーマとした作品は、絵の繊細さや人間模様の描き方に定評があります。響け!ユーフォニアムもそうであり、作中で描かれている吹奏楽部の活動と自身の合唱部での経験がとにかく重なる部分が多いのです。コンクールに向けた出場メンバーの選抜オーディション、コンクールの銅賞=参加賞、進路をめぐる葛藤…その生々しさは「古傷を抉る」とも評され、経験者の中には見るのを拒否する方もいるほどです。
 この作品は放映後、舞台となった京都府内各所でイベントが毎年のように開催されています。我々鉄ヲタ的に注目なのは京阪大津線のラッピング電車や記念乗車券の発売でしょうか。また、昨年夏以降は京都駅前にある京都タワーホテルでキャラクターをラッピングしたコラボルームが登場しています。コロナ流行第2波が収束し、政府のGOTOトラベルキャンペーンが開催された2020年秋に初めてその舞台となった京都を訪問しました。続いて昨年11月にも上記のコラボルームの予約が取れたことから、紅葉の見物も兼ねて京都を再訪しました。コラボルームではプロジェクターと響け!ユーフォニアムシリーズの全シリーズのBlu-rayが用意されており、それを見ながら久しぶりに高校の部活現役時代を思い出していました。
 そして決意したのです。あの頃を取り戻したい。合唱へ復帰しようと。

新しい場所へ


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 そう決意したものの、その後もコロナウイルスの大流行はその波高を大きくながら繰り返しており、練習場所の公共施設やイベント会場の使用制限もなかなか解除されないため、思うように活動できない日々が続きました。そうした中もう一つ情報が入ってきました。東京である企画型の合唱サークルが久しぶりに活動を開始するというのです。その名は「白浜坂高校合唱同好会」、略して「白高」
 10年前、合唱をテーマとしたTARI TARIというアニメ作品が制作されました。この作品は劇中歌の一部を地元千葉市にある県立幕張総合高校の合唱部が歌唱していたこともあり、当時から興味を持って見ていました。「白高」はその劇中歌を歌ってみようということで、Twitter等を通じて企画された有志のサークルです。過去に何度かコンサートも開催しており、筆者も足を運んだことがあります。メンバーとして参加を試みたこともありますが、一時期人数が肥大化しすぎたため新規の受け入れを中止してしまったり、自身のスケジュールが合わない等の事情があり、これまで参加を果たせずにいました。
 コロナ禍が収束しない中で迷いはありましたが、年単位で合唱から離れてしまったことから技能維持の観点もあり、個人として可能な感染対策は施した上でこのサークルに参加することを決めました。

7月24日に開催された東京都合唱祭
7月24日に開催された東京都合唱祭

 筆者は今年で35歳。この歳になって新しいことに挑戦するのはなかなか勇気のいることです。10年以上続いている団体なだけに、初参加が自分だけだったらうまくやっていけるかといった不安もありました。しかしそこはTwitter発かつアニメ発という同じような趣味を持つ人たちの集まり。初参加の同志もおり、最初の練習から雑談も弾むなど温かく迎え入れていただきました。
 最初の目標は7月に開催される東京都合唱祭への出場です。「基礎から教えますので未経験者も歓迎」という募集の謳い文句の通り、基礎練習用の教本なども使いながらあの頃の記憶を取り戻すことができました。コロナ流行の第7波到来となり、開催も危ぶまれましたが、7月24日に晴海トリトンにある第一生命ホールのステージに皆で立つことができました。ちなみに当日は暗譜(楽譜を見ずに歌う)です。2曲だけとはいえこういった経験をするのも高校現役以来となります。
 例年であれば白高のメインの活動はここまでなのですが、今年はアニメ放映10周年ということでスペシャル企画として神奈川県鎌倉市の江ノ島で作中に登場する島の茶屋あぶらや様にてミニコンサートを開催させていただくこととなりました。当初は9月中旬で計画していましたが、台風に見舞われたこともあり今週末10月22日(土)に順延となりました。開催直前の告知となりましたが、当日お近くにいらっしゃる方は甘味とともに我々の演奏をお楽しみいただければと思います。詳細は以下のツイート・Twitterアカウントをご覧ください。



 
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テーマ:合唱あれこれ ジャンル:学問・文化・芸術
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